e-ラーニングの導入が
目的にならないようにすることが重要です。
eラーニングの導入そのものが
目的化しないよう運用を検討することが重要です。
コロナ禍を経て急速に普及したオンライン研修。
その代表的な手法が、LMS(学習管理システム)を活用した
eラーニングによる「個別最適化された学習」という形式です。
一人ひとりの状況に合わせた学習方法として期待されていますが、
成果を出すには、以下の「誤解」を正しく理解した上での実施が不可欠です。
● パーソナライズ学習における誤った仮説1
「学習者が学びを自己コントロールできる場合、学習効果は高まる」
この仮説が成立するのは、学習の土台となる基礎知識が備わっている場合に限られます。
基礎知識が不足している学習者の場合、情報の重要度を正しく判断できず、
誤った解釈や、的外れな意思決定をしてしまうリスクがあるというものです。
● パーソナライズ学習における誤った仮説2
「学習タイミングを本人が自由に選択できる場合、より深く学べる」
人間の脳は本能的に負荷を避ける性質があるため、
本質的な学びを得るプロセスには、
相応の知的努力や負荷を伴うからです。
さらに、人間には認知バイアスが存在し、自分に都合の良い解釈をしてしまいがちです。学習を個人に一任しすぎると、最適な教材や学習法を選べないだけでなく、学習そのものを先送りする懸念も生じます。
これら2つの誤った仮説を理解した上で設計することが、研修効果の最大化に繋がります。「自主性」という言葉を、単なる「社員個人任せ」にすり替えない仕組みづくりが求められています。
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