受講者が好む方法と
学びに効果がある方法は一致しない。
投影資料とテキスト、レジメの記載内容を同じにして欲しい。
そんなお声をいただくことがありますが、
それは、受講者の立場から見れば、とてもよく分かる話です。
なぜなら、多くの場合、
受講者はテキストを読み返すなど安易な学習方法を好むからです。
でも、Robert Bjorkの研究によると、
受講者が好む方法と、知識の保持や適用に適した方法は異なります。
結論としては、
研修の効果、学びを深めるためには、
受講者にとって、「望ましい困難」が必要なのです。
「望ましい困難」があることによって、
腹落ちする深い学びへと促進されていくのです。
深い、良質な学びには、それ相応の努力が必要です。
そして、その努力には、以下3つの要素が必要とのこと。
2,学習内容の重要な部分を、受講者が自分の言葉で表現する。
3,実務と同じ方法で、学んだ知識やスキルを実践する。
以上、望ましい困難とは、
短期的な記憶ではなく、研修内容の長期的な記憶と腹落ちを促進するための努力を必要とするような学習項目となります。
研修効果を向上させるために、押さえておきたいポイントの1つかも知れません。
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株式会社アイル・キャリア代表取締役。
2006年の創業以来、企業・自治体の人材育成に携わり、研修・人材開発の現場に立ち続けています。
自身も一つの研修との出会いによって人生が大きく変わった経験から、
「人には可能性がある」ことを人材育成の原点としてきました。
20年間の実践を通じてたどり着いたのは、学びを一過性のものにせず、
人と組織が変わり続けるためには、意志や熱意だけではなく「仕組み」が必要であるという考えです。
現在は、AI時代だからこそ大切にしたい人間らしさと、
一人ひとりの持ち味や可能性を活かす人材開発を追究しています。