最終更新日 2026年1月19日
まず、最初に共有したい前提があります。
研修を計画どおり実施していることと、
人が育っていることは、必ずしも一致しません。
これは、
企業・自治体を問わず、
多くの現場で見られる共通点です。
理由はシンプルです。
・研修が単発で終わっている
・現場業務との接続が弱い
・上司や職場の関与が設計されていない
このような状態では、
どれほど良い研修であっても、
学びは日常業務の中で薄れていきます。
2026年に求められているのは、
研修の「数」や「新しいテーマ」ではなく、
人が育つ前提条件を組織として整えられているかどうか
という視点です。
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AI活用は、
いまや特別なテーマではなく、
多くの職場で日常的なものになりつつあります。
文書作成、要約、調査、企画補助…。
効率化の効果を
実感されている方も多いでしょう。
ただし、
2026年の人材育成トレンドは、
その先にあります。
それは、
AIを「作業を早くする道具」として使うか、
「考える力を支える存在」として使うか
という分岐です。
研修の現場を見ていると、
・自分の仕事を言語化できる人
・振り返りを習慣にしている人
・問いを立てる経験を積んできた人
こういった方ほど、
AIを“思考の相棒”として
自然に活用しています。
一方で、
AIの操作方法だけを学んでも、
考えるプロセスが変わらなければ、
仕事の質は大きく変わりません…。
つまり、
AI活用の差は、
スキルではなく、思考の土台の差なのです。
2026年のAI人材育成で重要なのは、
・AIを使って考えを深める経験
・AIとの対話を通じた振り返り
・正解よりも問いを磨くプロセス
こうした学びを、
研修と日常業務の中で
どう設計するか、という点です。
つまり、
AI活用は「IT施策」ではなく、
人材育成そのもののテーマになってきているのです。
ただし、
ここには共通の落とし穴があります。
それは、
環境が変わらないまま、
本人の意識だけに期待してしまうことです。
・挑戦するとリスクが高い
・失敗が評価に響く
・忙しくて振り返る時間がない
このような状態では、
主体性を発揮すること自体が難しくなります。
2026年に求められるキャリア自律は、
・考える時間を確保する
・試行錯誤を許容する
・振り返りを支援する
といった
自律を後押しする仕組みづくり
が前提となります。
こうした変化の中で、
人事・研修担当者の役割も
確実に変わりつつあります。
これから求められるのは、
・研修を滞りなく回す力
・調整をまとめる力
だけではありません。
・なぜ育ちにくいのかを構造で捉える
・研修と現場をつなぐ設計を行う
・経営と現場を翻訳する
人材育成の設計者としての視点が、
ますます重要になってきます。
2026年の人材育成トレンドを
一言で表すなら、
「何を新しくやるか」より、
「何を前提としてきたかを問い直す」
1年だと感じています。
これまでの取り組みを
否定する必要はありません。
ただ一度、
立ち止まって整理してみる。
それだけで、
次に打つ一手は、
大きく変わってきます。
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