最終更新日 2026年1月26日
ここ最近、
私自身が読んだ・見た3つの記事が、
不思議なほど、同じ問いを投げかけてきました。
いずれも、教育・人材育成の現場で
いま実際に起きている変化を、データや研究をもとに捉えたものです。
・デジタル化が進む教育現場で、なぜ「手書き」や「五感」が再評価されているのか
・Z世代の学力低下が指摘される背景に、何が起きているのか
・AI時代に「さらば秀才」と言われるほど、知識偏重が意味を失いつつある理由
切り口は違えど、
3つの記事に共通していたメッセージは、
とてもシンプルでした。
AIが得意なことは、AIに任せよ。
一方で、
人間がやるべきことは、これまで以上に“人間らしく”なれ。
AIは、
・情報収集
・データ処理
・定型的な文章作成
・過去事例の整理
といった分野では、すでに人間を凌駕しています。
正確で、速く、疲れない。
この領域で、人がAIと張り合う必要は、正直ありません。
一方で、
AIがどうしても苦手な領域があります。
それは…、
・相手の微妙な感情の揺れを感じ取ること
・場の空気を読んで、判断を変えること
・「正解はないが、最善を選ぶ」意思決定
・関係性の中で信頼を積み上げること
・何かを新しく生み出すこと
ここを見誤ると、
「AIを入れたのに、現場がギスギスする」
「業務効率は上がったのに、クレームが増えた」
そんな本末転倒が起こります。
だからこそ、いま、
人材育成に携わる方に求められているのは、
AIに任せる領域と、人が磨くべき領域を
“切り分けて見る目”そのもの
なのだと思います。
それは、
「あなたに頼んでよかった」
「あなたが担当でよかった」
そう思ってもらえる力。
この感情は、
マニュアルやAIでは生み出せません。
では、なぜ人は、
「この人でよかった」と感じるのでしょうか。
少し、私自身の話をさせてください。
先日、
出張で使っているキャリーバッグを修理に出すため、
宅急便を手配しました。
「バッグを保護するカバーを付けて集荷します」
「支払いはキャッシュレスで可能です」
そう事前に説明を受けていました。
ところが当日、
ドライバーの方は、カバーを持ってきていなかったのです。
「いまは無いので、あとで私が付けておきます」
「今回の支払いは、現金のみです」
そう言われ、
そのまま現金での支払いを求められました。
その場では、
こちらも次の予定が詰まっていたので、
「まあ、いいか」と引き取ってもらいました。
でも、後から、
ずっと小さな違和感が残ったんです。
・本当に、バッグは守られたのか
・事前の案内や約束は、誰のためのものだったのか
・この対応で「安心」は生まれただろうか
実は、
こういった違和感は、
企業や自治体の窓口対応、現場対応でも、
日常的に起きていることではないでしょうか。
おそらく、
多くの場合、大きなミスではありません。
でも、
「この人に頼んでよかった」
「この人に対応してもらってよかった」
という感情は、まったく生まれませんでした。
この出来事を通して、改めて感じました。
AI時代に、人が担う仕事とは、
突き詰めれば、
相手の感情を、どう扱うか。
相手の安心や信頼を、どう生み出すか。
ここに尽きるのではないかと。
五感を使って相手の反応を感じ取り、
一瞬立ち止まって、
「いま、相手は何を求めているのか」を考える。
この“間”や“配慮”こそが、
AIには再現できない、人の価値です。
重要なのは、
この力は「経験年数」だけでは身につかない、
という点です。
放っておいても育つ能力ではありません。
・自分の行動や判断を振り返る
・他者の感じ方を言語化する
・体感を通して自分ごと化する
・五感を使った対話を重ねる
こういったトレーニングを、
意図的に研修として組み込むこと。
これが、これからの人材育成の質を、
大きく左右します。
アイル・キャリアは、
まさにこの
「人がやるべき仕事」の能力を育むことを、
19年間、やり続けてきました。
・時流を踏まえたコンテンツで、仕事の本質を理解する
・気づきを与え、行動の必要性を実感させる
・行動変容を後押しする具体的なヒントを提供する
・「何のために」を考える学び
AI時代だからこそ、
人の感性、判断力、信頼構築力を磨く。
「あなたに頼んでよかった」
「あなたに対応してもらってよかった」
そう言われる人材を、
一人でも多く増やすこと。
それこそが、
これからの組織の価値を、
静かに、しかし確実に高めていくと、
私は信じています。
では、次に問うべきは…、
「その“人の力”を、研修でどう鍛えるのか?」です。
アイル・キャリアは、
組織の課題やご要望を起点に、
学習理論や教育設計理論を活かして、
人ならではの価値を引き出す
人材育成プログラムの提供を得意としています。
対面・オンライン・動画を組み合わせた
ブレンディッドラーニング、
AIを活用したプログラム構築など、
学習環境全体の設計・構築のご支援が可能です。
「AI時代の研修を、どう再設計すべきか」
そんなテーマに少しでもご関心があれば、
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株式会社アイルキャリアは、お客様ごとに抱える課題や目標に合わせたオーダーメイドプログラムで”学び”を提供する研修会社です。官公庁・自治体から上場企業、医療法人や学校法人まで様々なお客様に対して、ご要望と時流をふまえた必要な”学び”を、新人から管理職まで幅広く提供し、組織の人材育成を支援しております。特徴としては、その研修で達成したい目標(行動変容)の先にある成果、パフォーマンス(行動変容の結果得らえるもの)までを意識してプログラムを作成することにあります。