(1)本研修では「クリティカル・シンキング」を「目指すものを達成するための最適解を導き出す思考」と定義し、「主観的」ではなく「客観的」に物事を捉え、問題解決に活かすスキルを体得します。
(2)「ソラ アメ カサ」と表現されるフレームワークなどを用いて、業務上必要となる自身の思考の整理や、それに付随する妥当な判断に繋がる思考法を体得することを目指します。
(3)客観的に捉える力を養うことで、現状取り組んでいる業務や自身のキャリアにおける課題・問題が何か、本質的な課題は何か、それに対する仮説は何かということを網羅的に、かつ深く考え抜く基礎的な力を養成し、非認知的能力の向上に寄与します。
(1)現在の職務上の課題や時事問題を中心としたテーマを題材に、フレームワークを用いて解決策を言語化していく構成を中心としているため、学問的に理解するのではなく、実務上で活用できるレベルを目指します。
(2)繋がりでストーリー化するロジカルシンキング的な思考法では気づくことのできない自身の考え方のクセが明確化することで、俯瞰的に事象を捉えることとはどういうことなのか?を体感できる構成です。
【ロジカル・シンキングとの違い】
大きく言えば「自分に都合の良いロジックを組んでいて良いのか?」という問いです。ロジカル・シンキングもクリティカル・シンキングも、筋道を立てて考え、情報を整理するという意味では似ていますが、ロジカルシンキングは「問題解決にあたり、情報を分類・整理して分かりやすく論理的に解決策を検討すること」であり、クリティカルシンキングは「そもそもの前提が正しいのか、他に考えられることはないのか」と、問題解決に向けて、より掘り下げて検討していくものと言えます。
クリティカル・シンキングを体得できれば、人間であれば誰しもが持つ先入観や心理バイアスに気づき、事実を客観視できるようになりますので、SNS上に点在する「根拠の無い噂」に踊らされることもなくなることに繋がります。
※ 下記プログラムは一例です。お客さまのご要望に合わせて、研修内容を追加・変更するなど、カスタマイズが可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。
~アイスブレイク&自己紹介~ | |
1.クリティカル・シンキングとは? | 講義・実習 |
2.情報や思考の整理
| 講義・実習 |
3.問題解決へのアプローチ
| 講義・実習 |
4.KPT分析 | 講義・実習 |
5.経験学習サイクル | 講義・実習 |
6.まとめ |
自分が普段行っている思考がいかに曖昧かに気が付かされた。業務遂行において、本質を見るようにと努力をしてはいるものの、物事を客観視することの難しさを感じた。
クレーム対応に応用できると強く感じました。どうしても感情的な表現を真正面から受け取りすぎることを気にしていたのですが、真正面ではなく客観的に見ることができていない自分に気づくことができました。