実は、研修のゴールは、「行動変容」に設定してはいけないのです。
なぜなら、本来、社員研修は、
組織目標の達成、課題解決のために、
行われるものだからです。
したがって、研修のゴールは、
「パフォーマンス(成果)の向上」
に設定するのが正しいと言えます。
この考え方は、
パフォーマンスコンサルティングの考え方にもとづいています。
弊社にも、さまざまな研修のご提案依頼をいただきますが、
ココだけの話…、
「本当に、その研修でいいのかな?」そう思うことがあります。
実施後の効果測定にもつながる
研修計画が必要
研修の企画をされているあなたには、
釈迦に説法になってしまう話かも知れませんが、
研修の企画は、
以下のようなステップで考えるのも1つです。
まずはじめに、
何のために(目的)、誰を対象に、
どのようなパフォーマンスを向上するのか?(目標)
そのパフォーマンスを生み出すために、
どんな行動(アウトプット)が必要なのか?
そして、
その行動(アウトプット)を生み出すために、
どんなプロセスが必要で、
そのプロセスを生み出すために、
どんな考え方やスキルが必要なのか、
そこで特定した考え方やスキルを身につけるのが研修。
こういった考え方で、研修の企画が出来れば、
実は、実施後の効果測定もしやすくなるんです。
氷山モデルを引用すれば、
顕在化している課題が真の課題とは限りません。
見えていないところに、
本当の課題があることが多いものです。
パフォーマンスコンサルティングの考え方では、
「研修のゴールは行動変容にあらず、パフォーマンスの向上にある。」
したがって、研修の場が盛り上がったとか、
受講者アンケートの評価が良かった…、
ということだけで研修を評価してはならないということを覚えておきましょう。
株式会社アイル・キャリアは、お客様ごとに抱える課題や目標に合わせたオーダーメイドプログラムで”学び”を提供する研修会社です。官公庁・自治体から上場企業、医療法人や学校法人まで様々なお客様に対して、ご要望と時流をふまえた必要な”学び”を、新人から管理職まで幅広く提供し、組織の人材育成を支援しております。特徴としては、その研修で達成したい目標(行動変容)の先にある成果、パフォーマンス(行動変容の結果得らえるもの)までを意識してプログラムを作成することにあります。