「働きがいのある会社」Great Place to Work(R) Institute Japan(代表:岡元利奈子氏)が選定する「※働きがいのある会社」ランキングの、中企業カテゴリー(従業員 100~999名)で3年連続Top30に選出されたメルセデス・ベンツ・ファイナンス株式会社 代表取締役 花井 浩様にお話を伺いました。
同社は、女性活躍推進法にもとづく取組みにも積極的に取り組まれていて、2020年までには、現行の女性課長の人数を2倍に増やす予定だそうです。
メルセデス・ベンツ・ファイナンス株式会社
http://www.mercedes-benz.jp/corporate/company/
ご回答者:メルセデス・ベンツ・ファイナンス株式会社 代表取締役 花井 浩 様
インタビュアー:株式会社アイル・キャリア 代表取締役 五十嵐 康雄
(以下、敬称略)
(五十嵐)
それでは、花井社長よろしくお願いします。
(花井)
よろしくお願いします。
(五十嵐)
まず、はじめにメルセデス・ベンツ・ファイナンスの現在の事業内容を教えていただけますか。
(花井)
はい。当社は、メルセデス・ベンツを購入するお客様や、ワンランク上の車種への乗り換えを希望されるお客様に、最適なファイナンスプランを提供しています。また、充実のメルセデス・ベンツ専用保険が、メルセデス・ベンツオーナーにふさわしい安心と信頼をお届けしています。
(五十嵐)
ありがとうございます。メルセデス・ベンツといえば、個人的には憧れの車というイメージがありますが、今回、御社には、当社のチームビルディング研修を受講いただきました。休日土曜日の実施であったにも関わらず、御社のスタッフの皆さまが、とても明るく、楽しく、前向きな姿勢で受講され、とても良い学びをされていたのが印象的でした。そこでお尋ねしたいのですが、御社では社員のモチベーションを高める施策など、何か取り組まれていらっしゃることはありますか。
(花井)
私は、5年前に同社の社長に就任しました。それ以来、一貫して私の考え、メッセージを様々な手段で社員に伝えてきました。具体的には、会社と社員は相互信頼の関係にあること、当社はドイツの会社であり、その企業文化を理解し、自ら参画することが大切であること、たとえば、米国元大統領ケネディ氏の言葉「国があなたのために何をしてくれるのかを問うのではなく、あなたが国のために何を為すことができるのかを問うて欲しい。」ではありませんが、会社が何かしてくれるのかを待っているのではなく、自らが何をするのか、何をしたいかを考えて行動できる自発的な社員になって欲しい。それが因果応報。個人も会社も幸せになれることに繋がる。そんなことをメッセージとして伝え続けています。
(五十嵐)
ありがとうございます。まさに、いまも多くの組織で自発的な社員を育てるということは課題になっていることと思いますが、そのために、花井社長は、日頃、どんな時間の使い方をしていらっしゃいますか?
(花井)
シンプルに言えば、自分の時間の半分は、社員のために使っている、或いは使うようにしています。
(五十嵐)
具体的には、どんなことに使っていらっしゃるのですか?
(花井)
日々人事制度の見直し、若手の積極的な登用、ローテーション企画などに時間をかけています。各部門で行われるイベント、食事会などには、積極的に顔を出しています。先日の研修会への参加もその一つです。
(五十嵐)
なるほど、そういうことだったのですね。通常、研修の場に上司やトップが顔を出すこと自体が少ないのですが、花井社長は、終日、真剣な眼差しで聴講され(一部、実習にも参加され)、途中、差し入れもしていただきました。最後には、受講者ひとり一人にフィードバックもなさっていましたね。そして、その際に、ちゃんと皆さんの名前も呼んでいらっしゃいました。
(花井)
先ず、研修に限らず、私は顔を出すなら、中途半端でなく、しっかり見届けたい。それが出来ないなら、行かない方が良いと思っています。そしてそういった場でもしっかりコミュニケーションを取るようにしています。たとえば、日頃の成果を承認したり、もっと自分たちは出来るよねというような前向きなメッセージを伝えたりしています。トップのそういった姿勢や行動が、言行一致となって、ぶれずにいることは大切なことだと思っています。
(五十嵐)
言行一致、とても大切なことだと思います。そして一度言ったら終わりでなく、同じことを何度も繰り返し言い続けることも、人の上に立つ立場の人間には、とても大切なことなんですね。そんな花井社長にとって、経営とは何ですか?
(花井)
一言で言えば、会社の成功と社員の幸福感を両立させることにあると思っています。そして、冒頭申し上げましたが、その為にトップ・管理職・社員間の相互信頼にもとづいてなされるものだと思っています。
(五十嵐)
ありがとうございます。信頼関係は、一朝一夕で出来るものでありませんが、まさに、花井社長は5年間という月日をかけて築いてこられているのですね。最後に、元気のない組織に一言いただけますか?
(花井)
先ず、社長や上司は笑いましょうと申し上げたい。次に俺についてこいというだけでなく、なぜならば…と理由を語って、そのロジックを信じさせることが出来なければならないと思います。
(五十嵐)
場づくりだけでなく、道筋を示し、そのロジックを信じさせて牽引できることがリーダーには大事だということですね。
(花井)
そうですね。そのためにもトップの覚悟と説明補助が必要で、ビジョンやロジックを社員に浸透させることが大事だと思います。
(五十嵐)
今日は、お忙しいところ貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。
(花井)
こちらこそ、ありがとうございました。
最後に・・・(五十嵐)
花井社長の印象を一言でお伝えすると、とてもエネルギッシュ!
対談中、終始ジェスチュアつきで熱く語っておられました。
また、その姿勢からは、企業文化を意識的に構築していこうという意気込みと行動がヒシヒシと伝わってきました。
トップのエネルギーは、組織活性化にやはり影響を与えるのだなと改めて感じました。
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2014年10月11日、別府市 男女共同参画フォーラムにて講演を行いました!
講演内容「今日から出来る モチベーションUPのヒント」
「ベトナム人と考える・おもてなしセミナー」をベトナム・ホーチミンで実施しました!
「ベトナム人と考える・おもてなしセミナー」をベトナム・ハノイで実施しました!
少子高齢化社会、年金問題に端を発する再雇用促進政策、
そして、先行き不透明な世界情勢が、日本の将来にも大きく影を落としています。
このように不安要素が多い中で働く私たちは、どのように自己実現を目指せばよいのでしょうか?
100人いれば100通りの生き方があります。せめて、それぞれの指針に合った心構えと
次の行動を起こせる準備だけはしていたいものです。
アイル・キャリアでは、年代別に抱えている課題に対応したキャリア研修をご提供します。
モチベーション研修やチームビルディング研修とともに、組織活性化、シニア活用など
人材不足対策にもお役立て下さい。
2016年4月から女性活躍に関する数値目標や行動計画が義務化され、
大手企業・自治体などそのための動きが必要となっています。
女性は人生の中で何度か転機が訪れます。ワークライフバランスをキーワードに、組織にとっても女性個人にとっても働きやすい・やりがいのある職場づくりが必要です。
年代、働く環境に分けたキャリアデザイン研修とそれをフォローできる仕組み(育児休暇制度、再雇用制度)との連動、介護問題も含めて各自が輝けるキャリアデザインを考える必要があります。
ここ数年、学生が就職先を選択する際、安定した組織を求める反面、自分のやりたい仕事ができるか、あるいは、成長できるかなどを重視する傾向があります。
一方、組織からすると、団塊世代の退職などに伴い、社員(職員)の年齢構成が大きく変化し、従来より、若手をじっくり育成する余裕も時間も無くなってきています。
このような現状の中、働く人と組織双方の課題を解決する方法の一つとして、組織は、やりがいの感じられる仕事を与え、
働く人は、責任をもってその仕事をやり遂げる能力をつける必要があります。
そこで必要なのが、ビジネスマナー、仕事の段取り力、精神的な支え、3つの基本となります。
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